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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Bersa/ベルサ コーヒーカップ&ソーサー 019
北欧ヴィンテージの代名詞的な存在ともいえる、グスタフスベリ・Bersa/ベルサ。ころんとした丸みのある形がかわいらしいコーヒーカップ&ソーサーです。
ベルサはスティグ・リンドベリが生み出した数多くの傑作の中で最も有名で、世界中で人気のデザイン。
葉をデザインしただけの一見単純な模様ですが、濃くて深い緑色と太くしっかりと描かれた葉脈が、木々の力強さを感じさせてくれます。それでいて、葉のぽってりとしたフォルムがかわいらしさも印象づけるので、男女問わず人気が高いのもうなずけるところです。
模様はプリントではありますが、全て同じに見える葉と葉脈の形はそれぞれ少しずつ異なるため、無機質さとは無縁な味わいがありますね。
近年復刻版が生産されるようになりましたが、ヴィンテージ品のロゴのみに「BERSA」の文字と9枚の葉が刻印されている上、フォルムや葉の配置も違います。また、ヴィンテージの方が濃く鮮やかな緑色で、古いだけではない価値を感じていただけると思います。
ちなみにbersaの意味は「葉」では無く、「柵になっているような植木、もしくはそのエリア」というのが正しいようです。よくそこにテーブルを置いてティータイムを楽しんでいたので、それも含めてbersaと呼び、典型的スウェーデンの庭の風景のことでした。
その植木にはライラックやツゲの木が使われることが多く、直線的な枝のデザインから、bersaはツゲの木がモチーフだったのかもしれません。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Bersa/ベルサ | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1960-1974 | |
サイズ: | カップW10.2(持ち手含む)×φ8.3×H4.8cm 容量約150ml ソーサーφ12.7cm | |
コンディション: | カップ内側とソーサー表面に少しの傷がありますが、浅いので光を当てないとわからないもの。ソーサー裏側の一部分には引っ掻いたような傷があります。 ソーサーの凹みや、焼成時の支柱痕と思われる削れなどはありますが、ベルサに発生しがちな模様のペイントロスはわずか。 全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、ペイントやプリントの歪み/色ムラ/にじみなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんので、画像でご判断くださいませ。 画像以外にも微細な点やわずかな作りの粗さが見られる場合もあります。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。