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GUSTAVABERG/グスタフスベリ Satsa/サッサ フラワーベース5 001
スウェーデン・グスタフスベリ社で1967-1989年に活躍した陶芸家、Margareta Hennix/マルガレータ・ヘニックスによるフラワーベースです。
Galejan/ガレイアンやKrokus/クロッカスなどちょっとサイケデリックなカラーや独自性の強い作品で知られる彼女ですが、こちらのSATSAは正反対とも思える風合い。
土器のような素朴さがたっぷりですが、首のところの白とボーダーによるアクセントでモダンさも取り入れているのが彼女らしさです。
底にSATSA「5」とあるように他に1〜4までも制作され、同じ形で小さいタイプ、円柱型、ボウルも存在していました。こちらの「5」はぷっくりと膨れたまんまるのフォルムがとても愛らしいですね。
メーカー: | GUSTAVSBERG/グスタフスベリ | |
シリーズ: | ||
デザイナー: | Margareta Hennix/マルガレータ・ヘニックス | |
年代: | 1960-70年代(推定 | |
サイズ: | φ10.9(上部、フチ含む)×φ6(開口部)×H16.1cm | |
コンディション: | 内底に釉薬の塗り漏れで白い部分があり、手作りのためフチが少し歪んでいますが、真横から見ないと気づかない程度。全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
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ユーズドということ
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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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