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ARABIA/アラビア Louhi/ロウヒ クリーマー 001
アラビア Louhi/ロウヒのクリーマーです。
Louhiは直訳だと「採石」の意味でつながりませんが、フィンランド人の魂ともいえる民族叙事詩「カレワラ」には、Louhiという強力な魔法を持つ魔女が出てきます。魔女はフィンランド北部の地域の女王でもあり、寒い地域をイメージしたようなデザインからしてもこの魔女から取った名前ではと推測されます。
雪の結晶が連なったような模様はプリントながらとても繊細なもの。
水色は1色しか使われていませんが、連なった水色の丸い模様の中に黒い線と点を花のように配置することで、その下の水色が少し濃く見えて、水色が2色使われているようにも見えます。
最初に見たときにライヤ・ウォシッキネンらしい模様だなと思ったところ、その通りでした。
Doria/ドリアと同じリカルド・リンドとのタッグで、繊細な模様が彼女らしい作品です。
カップと同じ形の持ち手がついた軽やかでかわいらしいフォルムが特徴的ですね。カップ&ソーサーやプレートに比べて生産数の少ないものです。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | Louhi/ロウヒ | |
デザイナー: | Richard Lindh/リカルド・リンド(フォルム) | |
Raija Uosikkinen/ライヤ・ウオシッキネン(デコレート) | ||
年代: | 1969-1974 | |
サイズ: | W9.3(注ぎ口・持ち手含む)×φ5.9×H6.2cm 容量約110ml | |
コンディション: | 汚れ・傷はほとんどなく、使用感の少ないとても良好なコンディションのものです。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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