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ARABIA/アラビア Teema/ティーマ コーヒーポット ブルー 001
現在も生産が続くTeema/ティーマは、1953-1974年に作られたKilta/キルタを原型とするシリーズ。
Kiltaの生産終了を惜しむ声を受けて、カイ・フランク自身が1981年に改良を加えて発売を開始しました。
Kiltaからの主な変更点は、素材が陶器から磁器に、デザインがシャープに、オーブン対応にといったところ。
形はほぼ踏襲したまま、より丈夫で大量生産・日常使いに向いた機能的なものとなりました。
ブルーは一部アイテムで現在も使われている定番カラーですが、コーヒーポットは廃番アイテム。2005年に廃番になって近年復刻されました(再度廃番)が、復刻版はホワイトのみで、ブルーは2005年以前のものです。ARABIA社がiittala社に完全に統合された年以前ということで、底面のARABIAロゴからもそれがわかります。
使い方は、このポットの上にドリッパーを置いて淹れたり、コーヒーメーカーで作ったコーヒーを保温して、テーブルでサーブするというような一般的でした。北欧の人々はコーヒーを沢山飲みますしね。
注ぎ口と持ち手のやわらかな雰囲気、全体的にずんぐりしてすっきりしたフォルムがTeemaならでは。持ち手が少し上に付いているのは、注ぐ時に自然に注ぎ口が下を向くようにするためで、Teemaの機能性の高さが表れています。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | Teema/ティーマ | |
デザイナー: | Kaj Franck/カイ・フランク | |
年代: | 1981-2005 | |
サイズ: | W21.5×H15.5cm 容量約1000ml | |
コンディション: | 側面に焼成時にできたシミ、持ち手右に少々の擦れ傷があります。色が濃いので傷があると目立ちやすいのですが、その他の傷はわずか。全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。