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ARABIA/アラビア Hattara/ハッタラ プレート19cm 001
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たんぽぽの綿毛のような模様がかわいらしい、Hattara/ハッタラのプレートです。
どう調べてもhattara＝「綿菓子」という意味ですが、言葉が変化したのでしょうか。
どちらにしても、2色の綿毛はシンプルながらふわりと浮いて風に運ばれていくような感覚があります。
実はこの綿毛は意外にも手描き。一本一本丁寧に描かれた線が、より軽やかさを醸し出しているのです。
hattaraは1956年に生まれた比較的古いもので、カイ・フランクがデザインしたBモデルのフォルムです。
そのキャンバスのような真っ白のプレートに、花やフルーツ柄を得意としたライヤ・ウォシッキネンによる絵付け。
白い部分を大きく残した慎ましく控えめなデザインも好感が持てるところです。
5月の北欧では春も終わりに近づいて、草むらから大量のタンポポの綿毛が飛んでくる幻想的な風景が楽しめます。
そんな風物詩を表した、暖かい季節を尊ぶフィンランドならではのものでしょう。
| メーカー： | ARABIA/アラビア |
| シリーズ： | Hattara/ハッタラ |
| デザイナー: | Kaj Franck/カイ・フランク(フォルム) |
| Raija Uosikkinen/ライヤ・ウォシッキネン(デコレート) | |
| 年代： | 1956-1964 |
| サイズ： | φ19.4×H2.6cm |
| コンディション： | 表にわずかなカトラリー跡がありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |
1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。
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