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ARABIA/アラビア Uhtua/ウートゥア モーニングカップ＆ソーサー 005
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Uhtua/ウートゥアとは、フィンランド語で「湖」を意味するシリーズ。
湖は、暖かい季節はピクニックに出かけたり、冬の間はサウナの後に凍った水に入ったり、とフィンランド人にとても近い存在です。
ウラ・プロコッペによるベーシックなSモデルのフォルムの上に、そんな湖をインケリ・レイヴォがデザインしました。
インケリ・レイヴォは、現行品でもある真っ白なARCTICAシリーズを手がけていて、「1970年代の終わりにインケリのARCTICAが
アラビアを救った」とも言われるデザイナーです。
ちょっとくすんだ水色の太いラインを、灰色に近いベージュと黒いラインで引き締めることによって湖を表現。
さわやかながら落ち着いた、フィンランドらしいカラーに仕上がっています。
こちらは大きめのモーニングカップ＆ソーサー。カカオカップとも呼ばれ、コーヒーやカフェオレだけでなくホットチョコレートやココアなどをたっぷり注いで使われていたものです。
コーヒーカップやティーカップに比べて生産数が少なかったモデル。
厚手でしっかりしているので、長く愛用していただけるおすすめの一品です。
| メーカー： | ARABIA/アラビア | |
| シリーズ： | Uhtua/ウートゥア | |
| デザイナー: | Ulla Procope/ウラ・プロコッペ(フォルム) | |
| Inkeri Leivo/インケリ・レイヴォ(デコレート) | ||
| 年代： | 1975-1981 | |
| サイズ： | カップ/W11(持ち手含む)×φ8.5×H8.8cm 容量約320ml ソーサーφ14.2×H2cm | |
| コンディション： | カップの外側に黄色い線状の焼きシミ（画像5枚目）、ソーサーの高台に亀裂がありますが、それ以外の部分は微細な傷があるくらいのものです。 |
1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。
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