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NUUTAJARVI/ヌータヤルヴィ Harso 006
1950年代前半にカイ・フランクがデザインしたHarso。KF108のベースです。
harsoは「ガーゼ」の意で、「ガーゼ製法」で作られたガラス。
ガーゼ製法とは、「ヘイズ(もや)加工」と「スパイクモールド加工」を組み合わせたもので、
・ヘイズ加工→煤(すす)に晒すことでガラスにグレー色の層ができ、同時にごく微細な気泡を発生させる技法。顕微鏡で見る細胞のようです。
グレーの濃淡に個体差があるのもヘイズ加工の煤によるものでしょう。
・スパイクモールド加工→スパイク状の突起がある型にガラスを入れることで気泡を発生させる技法。並んで見える気泡がそれで、リズミカルです。
それぞれの加工方法により生まれた模様は非常に観察しがいのあるもので、内底にかけてのスパイラルも見どころ。素晴らしい仕上がりのガラスです。
Harsoシリーズでは様々な形のベースやボウルが制作されました。
KF108は上から見ると楕円のフォルム。
下にかけてすぼまっていますが、厚手のずっしりとしたガラスなので安定感はしっかり。
H10・16・21cmの3サイズが基本ですが、高さは多少の個体差があります。
カットサインは時おり見られる薄いタイプで、おそらく「K.Franck Nuutajärvi Notsjö -53.」。
全体的に少し緑がかったクリアガラスです。
メーカー: | NUUTAJARVI/ヌータヤルヴィ | |
シリーズ: | Harso/ハルソ | |
デザイナー: | Kaj Franck/カイ・フランク | |
年代: | 1953-1958 | |
サイズ: | 上部W7.7×上部D6.8×H11cm 重量544g | |
コンディション: | 外底の角に微細なぶつけた傷がありますが、置いた時にはほぼわからない程度のもの。 外側に少々の傷、外底に多少の傷はありますが、作りは良く、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※ガラスのシワや凹み、くすみ、気泡や異物の閉じ込め、歪み、外側・外底の傷が発生しやすいアイテムですが、全ての画像を用意したり説明したりしませんのでご了承ください。 |

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陶磁器・ガラス製品の個体差について



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