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ARABIA/アラビア Francesca Mascitti-Lindh ボウル15.5cm 001
Francesca Mascitti-Lindh/フランチェスカ・マシッティ・リンドがARABIAのアートデパートメントでデザインしたボウルです。
彼女はイタリア人の父とフィンランド人の母の間に生まれ、ローマでデザインを学んだ後に1949年からヘルシンキのアートスクールへ。
そこで出会った夫・Richard Lindhとともにスタジオを設立、1955年からはARABIAのアートデパートメントに勤務。
1989年まで在籍し、ろくろを使った壺やボウル、大きな陶板など独創的な陶芸作品を数多く残しました。
こちらは枝や葉を閉じ込めたような印象的な造形。
いくつかの粘土のコンビネーションによる複雑な色合いで、枝や葉は溝をつけて立体的に表現されています。
溝と、フチから外側のこげ茶色の部分に釉薬が掛けられ、それ以外は素焼きです。
溝部分はおそらく型押しですが、それ以外の模様やフチの輪郭は個体差が大きいので1つ1つ手作業で仕上げたのでしょう。
色味も個体によって様々で非常に味わい深く、和室に置いても似合うような趣が感じられます。
シリーズ化され、ボウルや長方皿(陶板)がそれぞれ数種類作られました。
底には「FML ARABIA」のサインがあります。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | ||
デザイナー: | Francesca Mascitti-Lindh/フランチェスカ・マシッティ・リンド | |
年代: | 1970年代 | |
サイズ: | W15.5×D14.5×H5.3cm | |
コンディション: | 傷は特に見られず、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | 微細な点や付着物、素地や釉薬の粗さ、気泡跡、色ムラ・塗りムラなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんのでご了承ください。 |
1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。
ユーズドということ
この商品は、北欧の一般家庭などで実際に使われていたものです。したがって、カトラリーの跡やくすみ・色あせ、食器洗浄機使用による細かいキズが見られる場合がございます。製造時の出荷基準について
当時の出荷基準および製造技術などにより、釉薬のとび、気泡、鉄分による細かい黒点、貫入(釉薬のヒビ)などが見られる場合がございます。また、多くの陶磁器の裏面には、焼成時の支柱跡が3ヶ所見られることがあります。陶磁器・ガラス製品の個体差について
焼成時の条件や釉薬、手描きということで同じ商品でも色合いや模様が異なることがあります。・について、目立つものはコンディション欄にてご説明していますが、明記しきれない小さなキズ・汚れがあることがございます。
について、違いが大きいものは別の商品として掲載していますが、在庫が2以上の場合は1点1点微妙に風合いが異なることもございますので、北欧ヴィンテージ食器の特性としてご理解いただいた上でお買い求め下さい。
※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。