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NUUTAJARVI/ヌータヤルヴィ Vire(Spiral) 004
1952年にカイ・フランクがデザインしたVire/ヴィレ(別名Spiral)のベースです。
vireはbreeze(そよ風)の意で、"air filigree"(エアーフィリグリー=空気の線状細工)という製法で作られたガラス。
一般的なフィリグリーガラスは棒状の色ガラスをクリアガラスに並べて一体化させるもので、レースガラスと呼ばれたりもしますが、こちらは空気で線を表現しています。
プレスガラス(型押し)と吹きガラスを組み合わせた造形の中に空気を仕込み、それをスパイラル状になるようねじるという複雑な製法で、高度な技術が必要とされました。
そのスパイラルは横から見るとクロスして網目状に見え、より輝きを放ちます。それがカイ・フランクの狙った視覚効果でした。
高さ5cmの小さなものから20cmのベースまで様々な形が作られ、平たいものはアッシュトレイという話もありますが、
定かでは無いので一律にvase(つぼ・容器の意)としておきます。
色はクリア、ライラック(紫)とグリーン、ブラウン系も作られたようです。ひとくちにクリアといっても青や緑・黄味がかっていることがあったり、その他の色でもものによって濃かったり淡かったりします。
カットサインは無いようです。
メーカー: | NUUTAJARVI/ヌータヤルヴィ | |
シリーズ: | Vire/ヴィレ | |
デザイナー: | Kaj Franck/カイ・フランク | |
年代: | 1952-1954 | |
サイズ: | φ7.3×H4.9cm | |
コンディション: | 底がカットされているこのシリーズには発生しやすいのですが、外底の角の微細なチップと外底の傷が多く見られます。 それと、フチや側面に多少の傷があるのを考慮した価格ですが、傷は目立つものではありません。 | |
注意事項: | ※掲載画像以外にも微細な気泡/ガラスのシワ・くすみ・歪み、微細な傷などがある場合もありますが、目立たない限り画像はご用意いたしません。 |

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陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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