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Royal Copenhagen Siena/シエナ フラワーベースH13cm 963/3734 001
Royal CopenhagenのSiena/シエナ、Ivan Weissがデザインした高さ13cmのフラワーベースです。
Sienaはイタリア・フィレンツェから50kmほど南の街。この地方の土を原料として古代から使われてきた顔料・"Sienna(シェンナ)"にちなんでSienaという街の名前になりました。
焼いていない黄土色、焼いたものは赤茶色に変化するのがシェンナ顔料の特徴。
その色をテーマカラーにして、Bacaシリーズにも携わったEllen Malmerと、1970-72年に日本で萩焼を学んで帰国したIvan Weissの2人のデザイナーが手掛けたのがこのSiena/シエナシリーズです。
共通のフォルムを使いながら、2人それぞれの個性を生かして別々のデコレーションが施されました。
どちらもシェンナ顔料をイメージした色が使われていますが、Ellen Malmerは明るい黄土色、Ivan Weissは黒がメインカラーになっています。
製法はBacaやTeneraと同じファイアンス焼き。低温で焼かれており、白い磁器とは違って重厚感やあたたかさを感じられます。
また、釉薬の質・量や焼成温度の違いなどによって色の個体差や色ムラがあり、味わい深い雰囲気に。
ファイアンス焼きは元々Aluminia/アルミニア社の得意分野なのでこのシリーズもおそらくアルミニア社の工場で製造されたと思われますが、1969年にAlminiaのバックスタンプがRoyal Copenhagenに切り替わった後、Sienaは1970年代中頃から生産が始まったと思われます。
BacaやTeneraでは見かけない1985-1991年のバックスタンプが付いていることもあるので、10年前後作られたようです。
ちなみにバックスタンプ左の番号はシリアルナンバーでは無く、アイテムごとの番号。上の963はこの柄のデザインを、下の3734はこのフォルムを指しています。
また、Ivan WeissのIとWを組み合わせたマークもバックスタンプ下に見られます。
メーカー: | Royal Copenhagen/Aluminia | |
シリーズ: | Siena/シエナ | |
デザイナー: | Ivan Weiss/イヴァン・ヴァイス | |
年代: | 1970年代中頃〜1980年代中頃 | |
サイズ: | W11.3×D5.5×H13cm 開口部の内径φ3.6cm | |
コンディション: | わずかな傷があるくらいで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、ペイントの付着や色ムラなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんので、画像でご判断くださいませ。画像以外にも微細な点やわずかな作りの粗さが見られる場合もあります。 |
ユーズドということ
この商品は、北欧の一般家庭などで実際に使われていたものです。したがって、カトラリーの跡やくすみ・色あせ、食器洗浄機使用による細かいキズが見られる場合がございます。製造時の出荷基準について
当時の出荷基準および製造技術などにより、釉薬のとび、気泡、鉄分による細かい黒点、貫入(釉薬のヒビ)などが見られる場合がございます。また、多くの陶磁器の裏面には、焼成時の支柱跡が3ヶ所見られることがあります。陶磁器・ガラス製品の個体差について
焼成時の条件や釉薬、手描きということで同じ商品でも色合いや模様が異なることがあります。・について、目立つものはコンディション欄にてご説明していますが、明記しきれない小さなキズ・汚れがあることがございます。
について、違いが大きいものは別の商品として掲載していますが、在庫が2以上の場合は1点1点微妙に風合いが異なることもございますので、北欧ヴィンテージ食器の特性としてご理解いただいた上でお買い求め下さい。
※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。