TOP > Esteri Tomula/エステリ・トムラ
TOP > カップ&ソーサー/マグカップ
ARABIA/アラビア Keltakukka/ケルタクッカ カップ&ソーサー 002
エステリ・トムラが1965年にデザインした、Keltakukka/ケルタクッカのカップ&ソーサー。
名前は見た通り、kelta=黄色い kukka=花という意味ですが、タンポポやナズナなど数多くの花がデザインされています。1色で何種類もの花を描くのはある意味で挑戦的なもの。繊細なタッチで植物画を描くのを得意とした彼女ならではで、全体的なまとまりがある中に、華やかな世界が見えてきます。
カップの口が広がった独特のフォルムはNGモデルですが、NGモデルが生産されたのは1960-1962年なので、keltakukkaのためにフォルムだけ復活させたのかもしれません。Keltakukkaの生産も1966-1970だったり、1970年のみだったり説が分かれるところで、少し謎のあるものです。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | Keltakukka/ケルタクッカ | |
デザイナー: | Esteri Tomula/エステリ・トムラ | |
年代: | 1960年代後半 | |
サイズ: | カップ/W9.5×φ8.1(持ち手含む)×H5.6cm 容量140ml ソーサー/φ13.4cm | |
コンディション: | カップ内側に微細な点がいくつかありますが、Keltakukkaとしてはだいぶ作りがきれいなもの。 ソーサー表面の傷はわずかで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、素地の粗さなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんので、画像でご判断くださいませ。画像以外にもわずかな作りの粗さが見られる場合もあります。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

用語の詳しい説明はこちら
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
最近チェックした商品