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ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ ティーカップ&ソーサー 009
ARABIA・Katrilli/カトリッリのティーカップ&ソーサーです。
草花をモチーフとすることを得意としたエステリ・トムラ(1920-1998)によるもので、茶色い蓮の花がカップの側面をぐるりと取り囲んでいます。
注目すべきは1つ1つの花。模様自体はプリントですが、よく見るとそれぞれの花が少しずつ違います。一番わかりやすいのは葉や葉脈の数ですが、さらにじっくり観察すると中央部のドットや花びらの形もわずかに違うのがわかります。一見同じ花が並んでいるように見えますが、細かな違いがあることで全体的なリアリティや立体感が出ているように思えます。
ちなみに「katrilli」の言葉自体はフィンランドの民族舞踊を意味するようで、正方形の中で男女が踊る「カドリール」というフランスの伝統的舞踊に由来します。
「踊るように咲き誇る」というイメージなのか、蓮の花で敷き詰められた池がまるでkatrilliを踊れるような舞台に思えたのか...定かではありませんが、華やかな印象がたっぷりのデザインです。
それでいて、ブラウンで統一されているので子供っぽくならず、モダンで落ち着いたかわいらしさに仕上がっていますね。1975-1977のわずか3年未満という短い制作期間だったため、現地フィンランドでも貴重になっているシリーズです。
メーカー: | ARABIA/アラビア | |
シリーズ: | Katrilli/カトリッリ | |
デザイナー: | Ulla Procope/ウラ・プロコッペ(フォルム) Esteri Tomula/エステリ・トムラ(デコレート) | |
年代: | 1975-1977 | |
サイズ: | カップ/W11.5(持ち手含む)×φ9.7×H6.5cm 容量約220ml ソーサーφ14.8cm | |
コンディション: | 作りもきれいで傷もわずか。とても良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※微細な点や付着物、プリントの歪み/色ムラ/にじみなどが発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんので、画像でご判断くださいませ。画像以外にも微細な点やわずかな作りの粗さが見られる場合もあります。 |
1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。
ユーズドということ
この商品は、北欧の一般家庭などで実際に使われていたものです。したがって、カトラリーの跡やくすみ・色あせ、食器洗浄機使用による細かいキズが見られる場合がございます。製造時の出荷基準について
当時の出荷基準および製造技術などにより、釉薬のとび、気泡、鉄分による細かい黒点、貫入(釉薬のヒビ)などが見られる場合がございます。また、多くの陶磁器の裏面には、焼成時の支柱跡が3ヶ所見られることがあります。陶磁器・ガラス製品の個体差について
焼成時の条件や釉薬、手描きということで同じ商品でも色合いや模様が異なることがあります。・について、目立つものはコンディション欄にてご説明していますが、明記しきれない小さなキズ・汚れがあることがございます。
について、違いが大きいものは別の商品として掲載していますが、在庫が2以上の場合は1点1点微妙に風合いが異なることもございますので、北欧ヴィンテージ食器の特性としてご理解いただいた上でお買い求め下さい。
※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。