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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Linnea/リネア プレート21cm 007
スティグ・リンドベリがデザインしたグスタフスベリ・Linnea/リネアのプレート21cmです。
リネアはスウェーデンの森の中にひっそりと咲く花。スウェーデン人にとってとても愛着が深く、公式では無いもののスウェーデンの国花、南部・スモーランド地方の花でもあります。
Linnea/リネアシリーズはその花をリンドベリならではの感覚で表現した傑作。よく観察すると花に3色・葉に6色が使われていてやわらかなグラデーションが美しく、1つ1つのリネアが少しずつ違う色・形なのもポイント。繊細な表情を巧みに映し出しているのがわかります。
製造年数が短いのはもちろん、その素晴らしさから大変な人気があり、現地買付でもなかなか見かけることのできない貴重なシリーズです。
ベルサと同じフォルムのLLモデルで、プレートは18・21・24cmの3種類ですが、それぞれの大きさに合わせてリネアのデザインをわずかに変えてあります。
輸出されるのを考慮し、裏面に英語でリネアの説明文が書かれています。
「Deep in the Swedish forests in the shadows of dark firs, where no other flowers grow, you can find this bashful plant.」=「スウェーデンの深い森の暗いモミの木の陰、他の花も育たない場所に、この美しい植物を見つけるだろう。」
「 Many poets have sung the simple beauty of this little flower with its sweet almond scent that you can sense far and wide during the white Swedish summer nights. 」=「多くの詩人がこの小さな花の甘いアーモンドのような香りを詩に詠み、スウェーデンの白い夏の夜にはあたり一面にその香りが漂うのだ。」
「To honour "The King of Flowers" Carl von Linne(1707-1778), the herb was given its name Linnea.」= 「"花の王" カール・フォン・リンネ(植物分類学の父)をたたえて、このハーブはリネアと名付けられた。」
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Linnea/リネア | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1965-1970 | |
サイズ: | φ21.1×H2.1cm | |
コンディション: | 表面に微細な点、少しの小傷があるくらいで、模様のペイントロスはわずか。リネアとしてはだいぶ良好なヴィンテージコンディションです。 | |
注意事項: | ※フチの焼成時の支柱痕は、このシリーズに高確率で見られるものです。 ※わずかなプリント付着やプリントミス、微細な点が発生しやすいシリーズですが、全てを図示したり文章で説明したりしませんので、画像でご判断くださいませ。 画像以外にも微細な点やわずかな作りの粗さが見られる場合もあります。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。