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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Turtur/チュールチュール コーヒーカップ&ソーサー 004
グスタフスベリ・Turtur/チュールチュールのコーヒーカップ&ソーサー。
3羽の緑の鳥は羽や尾などのデザインが違ったり、その周りの葉のような模様が独創的だったりして、典型的なスティグ・リンドベリデザインとも言えます。
「turtur」とはおそらく鳩の一種で(トゥルトゥル類)、その中にとても鮮やかな緑色の羽毛を持った種類がいくつかいるので、
それをイメージしたのかもしれません。鮮やかで濃い緑が本当に美しく、これしかないと思わせるような絶妙なカラーチョイスだと思います。
模様はプリントで、緑の後に黒をプリントしたのではと思われます。緑の上に黒い模様が乗っていたり、鳥の目の黒い点がものによってずれていたりするからです。それによって、鳥の表情が1つずつ違ってくるのも面白いところです。
復刻版も生産されていますが、ヴィンテージは1972-1974年にしか製造されなかったのでとても貴重なもの。
なお、資料にはティーカップ&ソーサーもあったと書かれていますが、ティーカップ&ソーサーは画像すら見たことがないので、誤った情報かもしれません。形は、TahitiやEmmaなど多くのシリーズに使われたSAモデルで、カップのしずく型の高台が特徴的です。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Turtur/チュールチュール | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1972-1974 | |
サイズ: | カップW8.5(持ち手含む)×φ6.5×H6.5cm 容量約140ml ソーサーφ13.6cm | |
コンディション: | カップの模様にわずかなペイントロス、カップ内底にごく薄いシミがありますが、いずれも目立たないもの。 ソーサー表面の傷は少なく、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。