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ARABIA/アラビア Ravenna/ラヴェンナ カップ&ソーサー 001
Birger Kaipiainen/ビルガー・カイピアイネンが1950年代にデザインした、Ravenna/ラヴェンナのカップ&ソーサーです。
カイ・フランクによる"XB5モデル"の大きなカップに、少し抽象化された12人の人物がデザインされています。それぞれに独特な装飾が施されているのも見どころで、顔つきも様々。ただ、笑顔は無く、正面をじっと見つめている奇妙な表情です。
カイピアイネンはARABIAではこういう人物のモチーフは少ないのですが、同年代のロールストランド社の彫像や角皿にも同じような作風が見られます。
このアイテム自体希少なものですが、中でもこちらはソーサーが特別なもの。SUOMEN(フィンランドの)・VI(第6回)・SUURMESSUT(貿易博覧会)とあり、中央は1955年の9/23〜10/9に開催という意味でしょう。
国際見本市のようなイベントの開催記念で制作されたものと思われます。
メーカー: | ARABIA/アラビア |
シリーズ: | Ravenna/ラヴェンナ |
デザイナー: | Birger Kaipiainen/ビルガー・カイピアイネン |
年代: | 1954-1965 |
サイズ: | カップ/W13.8(取っ手含む)×φ11.4×H9.1cm 容量約500ml ソーサー/φ17cm |
コンディション: |
ソーサーフチに焼成時の支柱痕のような釉薬の掛かっていない部分が2ヶ所あり、薄いシミになっていますが目立つものではありません。 その他、微細な点や少しの作りの粗さはありますが、1950年代でこの手のアイテムの中では状態も良く作りもきれいな方。とても良好なヴィンテージコンディションと言えます。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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