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【お取り置き品】ARABIA/アラビア Paratiisi/パラティッシ オーバルプレート21cm カラー 005
※お客様お取り置き品のため、在庫があってもご購入いただけません。
現行品でもおなじみのARABIA・Paratiisi/パラティッシ、幅21cmのオーバルプレートです。
1969年にカラータイプが制作され、モノトーンタイプの追加や1974年の生産終了などを経て、1988年に復活。以後、アラビアのラインナップの中でもとりわけクラシカルで華やかなデザインが愛され続けています。
パンジー、カシス、ぶどう、リンゴなどを華やかに描き、paratiisi=「paradise(楽園)」を表現したのは、「陶磁器のプリンス」と呼ばれたビルガー・カイピアイネン。
再生産後は円形のフォルムが各種採用されましたが、カイピアイネンがこだわったオーバル型はやはりパラティッシと相性がよく、優雅でやわらかな雰囲気が味わえます。
現行品のオーバルプレートは25cmのみで、こちらの21cmはオリジナルのみ。ヴィンテージは特にブルーがまろやかで少し淡いのが特徴で、青が派手な印象のある現行品との違いは歴然です。また、ヴィンテージはものによって色合いが違うのも魅力の1つです。
オーバルプレートは、とても大きい幅29・36・42cmのものが作られた一方で、小さめのものは幅21・23・25cmと細かい刻みでラインナップされていました。
※なお、こちらのバックスタンプは模様などが無いシンプルなもの。"WÄRTSILÄ"の文字があるARABIAのバックスタンプは1971-1975年のタイプ(ARABIAの下に"WÄRTSILÄ FINLAND")のみで、こちらは"1968"という年号も。
資料によると1969年に発売される前に作られた希少なものだったようです。試作品かノベルティだったのでしょうか。
ヴィオラの青が明るめですが、これも1つの特徴で、発売開始時には色合いを少し変えたのではと思われます。
(ちなみにWÄRTSILÄ/ヴァルツィラとは1949-1990年にARABIAを傘下に収めていた会社の名前です。)
メーカー: | ARABIA/アラビア |
シリーズ: | Paratiisi/パラティッシ |
デザイナー: | Birger Kaipiainen/ビルガー・カイピアイネン |
年代: | 1969-1974 |
サイズ: | W21×D19.2×H3cm |
コンディション: | 表面の小傷はわずかで、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |
1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。
ユーズドということ
この商品は、北欧の一般家庭などで実際に使われていたものです。したがって、カトラリーの跡やくすみ・色あせ、食器洗浄機使用による細かいキズが見られる場合がございます。製造時の出荷基準について
当時の出荷基準および製造技術などにより、釉薬のとび、気泡、鉄分による細かい黒点、貫入(釉薬のヒビ)などが見られる場合がございます。また、多くの陶磁器の裏面には、焼成時の支柱跡が3ヶ所見られることがあります。陶磁器・ガラス製品の個体差について
焼成時の条件や釉薬、手描きということで同じ商品でも色合いや模様が異なることがあります。・について、目立つものはコンディション欄にてご説明していますが、明記しきれない小さなキズ・汚れがあることがございます。
について、違いが大きいものは別の商品として掲載していますが、在庫が2以上の場合は1点1点微妙に風合いが異なることもございますので、北欧ヴィンテージ食器の特性としてご理解いただいた上でお買い求め下さい。
※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。