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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Veronika/ヴェロニカ カップ&ソーサー 006
グスタフスベリ・Veronika/ヴェロニカのカップ&ソーサーです。
はっきりしたデザインが比較的多いグスタフスベリの中で異質とも思えるデザインは、Karin Bjorquist/カーリン・ビョールクウィストによるもの。
慎ましさのある小花と濃淡のある青が和の雰囲気を醸し出していますが、彼女は日本を訪れて柳宗悦と交流があり、日本の陶芸に影響を受けてVeronikaを製作したのかもしれません。
Duo/デュオというシリーズにも似た模様が見られます。
小花の部分がわずかに凹んでいるのもグスタフスベリの食器としては珍しいですね。おそらく焼成前の時点で型で押して作られたのでしょう。そこに青い釉薬がたまることで花の色が濃く仕上げられています。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Veronika/ヴェロニカ | |
デザイナー: | Karin Bjorquist/カーリン・ビョールクウィスト | |
年代: | 1971-1977 | |
サイズ: | カップW9.5(持ち手含む)×φ7.1×H6.1cm 容量約160ml ソーサーφ13cm | |
コンディション: | カップ持ち手やフチ・外側に付着物がありますが、いずれも釉薬が掛かっていて滑らかなもの。 カップ外側とソーサー表面に多少の小傷もありますが、全体的には良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
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ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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