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GUSTAVSBERG/グスタフスベリ Karneval/カーニヴァル 円柱型のフラワーベースH15cm(魚の柄) 001
スティグ・リンドベリがデザインしたKarneval/カーニヴァル、魚の柄のフラワーベースです。
Karnevalは1957年からグスタフスベリ社のスタジオで制作され、円柱型/直方体のフラワーベースと正方形/長方形のトレイに32種類のデザインが施されました。いずれもリンドベリの特徴的な描写で、彼のテキスタイルやイラストレーションにもよく見られるようなもの。他のグスタフスベリのファイアンス焼き(陶器)と同じ素材で錫の釉薬が掛けられていますが、それ以前のものファイアンスより素地が青みがかっているのが特徴です。
Karnevalの販売は好調だったものの、焼成時にまっすぐな線を作るのが非常に難しく、曲がってできたものも多数あったようです。錫の釉薬の扱いも難しく、1962年には生産が終了してしまいました。
黒い縁取りの線はプリントですが、色を付けたのはスタジオに在籍していた絵付師で、底面にはそれぞれの絵付師のマークが描き入れられています。また、どの色を使うかは絵付師の裁量に委ねられており、同じデザインでもイランダムな配色となっているのも1つの魅力でしょう。
メーカー: | Gustavsberg/グスタフスベリ | |
シリーズ: | Karneval/カーニヴァル | |
デザイナー: | Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ | |
年代: | 1957-1962 | |
サイズ: | φ5.7×H15.2cm | |
コンディション: | 上部フチにわずかな凹み(滑らかです)と微細な削れ、魚の間に赤いペイント付着もありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1600年代にレンガ工場を興したことから始まったGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を開始。
1917年にはウィルヘルム・コーゲをディレクターに招き、優れた美術的作品を作る一方で実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーとなりました。1942年にはアートスタジオを設立、1949年にスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任してからも、弟子のリサ・ラーソンなど多くの優秀なデザイナーによって、美しい作品が次々と発表されてきました。
特にリンドベリの生み出したテーブルウェアは、シンプルなフォルムに遊び心のあるデザインが施され、実用性も兼ね備えていたため、スウェーデンの一般家庭に広く浸透することになります。現在グスタフスベリ社はバスタブやトイレなどの衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
50年代以降に作られた食器類は素朴な風合いがあり、現代でも十分通用するロングライフなデザインは根強い人気を誇っています。
日本はもちろん世界各国にコレクターがおり、その輝きは人々を魅了してやみません。
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※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。