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ARABIA/アラビア Saara/サーラ コーヒーカップ&ソーサー 001
アラビア社で1971-1976年に製造されたSaara/サーラのコーヒーカップ&ソーサーです。
目に飛び込んでくる花柄が華やかですが、濃いブルーとホワイト、バックはブラウンと一風変わったカラーリングです。
花の描き方がPauliina/パウリーナやKara/カラと似ていて、やはり同じAnja Jaatinen-Winquist/アンヤ・ヤーティネン・ウィンクヴィストによるもの。どことなく懐かしい気持ちになるようなデザインが特徴です。
花びらの線のみ手描きで、青い部分はステンシル技法の応用でしょうか、形は同じですが釉薬のにじみ方がそれぞれです。また、バックの茶色はものによって濃かったり赤っぽかったり黄色っぽかったり。ルスカのような釉薬が使われたと思われます。
それらが相まって1つ1つの個性や味わいが異なり、ハンドメイドの良さが感じられる仕上がりとなっています。
フォルムはMモデルでこちらもAnja Jaatinen-Winquistデザイン。Taika/タイカと同じフォルムで、持ち手の付け根がカールしているところがポイントです。
メーカー: | ARABIA/アラビア |
シリーズ: | Saara/サーラ |
デザイナー: | Anja Jaatinen-Winquist/アンヤ・ヤーティネン・ウィンクヴィスト |
年代: | 1971-1976 |
サイズ: | カップW9(持ち手含む)×φ6.5×H6cm 容量約150ml ソーサーφ13.9cm |
コンディション: | カップは持ち手上部に円状のごく薄いシミ、ソーサーは表面とフチに細かい傷がありますが、全体的に良好なヴィンテージコンディションです。 |


1873年にヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されたARABIA/アラビア。
1900年のパリ万国博覧会で金賞を受賞したことで一躍世界に名が知られるようになりました。
世界恐慌や二度の大戦を国内生産へのシフトで乗り越え、フィンランド内で確固たる地位を築いていきました。
大きなターニングポイントは、1945年にKaj Frank/カイ・フランクを製品開発の職に任命したこと。
以降、数多くの優秀なデザイナーによって魅力的なプロダクトが生み出されてきました。アラビアの特徴は、高い表現力による独特な絵付と、庶民の生活に重点を置いた使いやすく実用的なフォルム。
日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多い北欧の家庭に受け入れられるべく、さまざまな知恵が絞られてきました。歴史が育んできたタイムレスで美しいデザインは色褪せること無く、世界中で愛され続けています。
アラビア製品の心地良さを、ぜひ実感してみてください。

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ユーズドということ
製造時の出荷基準について
陶磁器・ガラス製品の個体差について



※ヴィンテージ食器については、当店は食品衛生法が求める検査を行っておらず、「装飾品」としての輸入・販売となります。
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